塗り壁の左官の仕方
水性塗料を塗る
色あせや汚れが目立つようになった和室の塗装を模様替えするもっとも手軽な方法は、水性塗料を上塗りすることです。下地処理を行った上で塗料を塗るだけで、部屋が見違えるほど明るくなります。塗装作業は温度が低すぎない晴れた日に行うと良いでしょう。作業の際は換気をお忘れなく。
1マスキングをする
はじめに、柱など塗料をつけたくない場所をマスキングテープで養生します。照明のスイッチやコンセントは、プレートを外してからネジを緩めて台座を取り外してください。塗料がこぼれてもいいように、床にはマスカーを広げておきましょう。
マスキングテープ
剥がしやすい養生用テープです。
マスカー
粘着テープ付きの養生用ビニールシートです。
2穴やヒビ割れを埋める
塗装する下地の壁に穴やヒビ割れがあると、仕上がりに影響してしまいます。先に補修を行いましょう。繊維壁や砂壁用に使用できる補修パテで埋めて、付属のヘラで平らにならしてください。
3シーラーを塗る
塗装した後でヤニやアクが浮き出てこないように、専用のシーラーを塗ります。シーラーを塗ることで、塗装面が綺麗に仕上がる効果もあります。ローラー用パケットに移したシーラーを、ローラーパケで全体に塗り広げて、2時間ほど乾かしましょう。
ヤニ・アク止めシーラー
タバコのヤニや、木のアク、油ジミの染み出しを防ぐために使います。
4塗料を塗る
シーラーが完全に乾いたら、塗料を塗っていきます。はじめに、ローラーバケでは塗れない壁や天井のキワをスジカイバケで広い面を塗ります。次にローラーバケで広い面を塗りましょう。下から上にローラーバケを動かして塗り進めます。1度目は全体をおおまかに塗り、1時間ほど乾かしてから2度塗りして仕上げします。塗膜が完全に乾く前にマスキングテープを剥がして、1日乾燥させれば作業完了です。
屋内用水性塗料
壁を塗るには「屋内用」「水性」と書かれた塗料をお選びください。
繊維壁や砂壁の上から直接壁紙を張ることもできます。壁紙にすることで、古い和室の印象を変えることができます。壁紙を張る方法については「B-11壁紙の張り替え」を合わせてご覧ください。
1下地おさえを塗る
養生の方法は塗装する場合と同じです。穴やヒビ割れを補修したうえで、下地がはがれ落ちるのを防ぐための下地おさえを塗ります。ローラーバケで塗り広げて約1日乾燥してください。
2壁紙を張る
ノリつき壁紙のビニールフィルムを50cmほど剥がして、天井と床がそれぞれ3cm余るように垂らして、なでバケで空気を追い出すようにして張りつけます。キワを竹ベラでおさえてから、カッターナイフとカット定規で余分な壁紙を切り取りましょう。
ノリつき壁紙
あらかじめ裏面に生ノリがついた、施工しやすい壁紙です。
繊維壁・京壁を補修する
和室の壁面にできたキズやひび割れ、隙間などを、下地の壁と同じ種類の塗壁材で塗って補修する方法をご紹介します。模様替えするよりも、手軽に作業できます。
補修壁
綿や紙のような繊維が混ぜられた塗壁材です。
京壁
色付きでキメ細かい上質な土壁です。
1塗壁材を塗る
下地の壁と同じ色・種類の塗壁材を用意して、少しずつ水を加えながらヘラなどで練ります。水の量は製品の取扱説明書をご確認ください。
2シーラーをスプレーする
補修箇所の周囲が崩れたり落ちたりしないように、専用のシーラーを吹き付けてください。塗壁材の食いつきがよくなり、ヤニやアクなどが染みだすものも防いでくれます。
繊維壁用シーラー
塗り壁の下地を補修して、ヤニやアクを抑える効果があります。
3左官コテで塗ってならす
シーラーが乾いたら、水で練った塗壁材を左官コテを使って補修箇所に持って、平らにならしてください。完全に乾いたら、補修作業完了です。
左官コテ
塗壁材を塗りつけるための道具。コテ台とセットで使います。
色あせや汚れが目立つようになった和室の塗装を模様替えするもっとも手軽な方法は、水性塗料を上塗りすることです。下地処理を行った上で塗料を塗るだけで、部屋が見違えるほど明るくなります。塗装作業は温度が低すぎない晴れた日に行うと良いでしょう。作業の際は換気をお忘れなく。
1マスキングをする
はじめに、柱など塗料をつけたくない場所をマスキングテープで養生します。照明のスイッチやコンセントは、プレートを外してからネジを緩めて台座を取り外してください。塗料がこぼれてもいいように、床にはマスカーを広げておきましょう。
マスキングテープ
剥がしやすい養生用テープです。
マスカー
粘着テープ付きの養生用ビニールシートです。
2穴やヒビ割れを埋める
塗装する下地の壁に穴やヒビ割れがあると、仕上がりに影響してしまいます。先に補修を行いましょう。繊維壁や砂壁用に使用できる補修パテで埋めて、付属のヘラで平らにならしてください。
3シーラーを塗る
塗装した後でヤニやアクが浮き出てこないように、専用のシーラーを塗ります。シーラーを塗ることで、塗装面が綺麗に仕上がる効果もあります。ローラー用パケットに移したシーラーを、ローラーパケで全体に塗り広げて、2時間ほど乾かしましょう。
ヤニ・アク止めシーラー
タバコのヤニや、木のアク、油ジミの染み出しを防ぐために使います。
4塗料を塗る
シーラーが完全に乾いたら、塗料を塗っていきます。はじめに、ローラーバケでは塗れない壁や天井のキワをスジカイバケで広い面を塗ります。次にローラーバケで広い面を塗りましょう。下から上にローラーバケを動かして塗り進めます。1度目は全体をおおまかに塗り、1時間ほど乾かしてから2度塗りして仕上げします。塗膜が完全に乾く前にマスキングテープを剥がして、1日乾燥させれば作業完了です。
屋内用水性塗料
壁を塗るには「屋内用」「水性」と書かれた塗料をお選びください。
繊維壁や砂壁の上から直接壁紙を張ることもできます。壁紙にすることで、古い和室の印象を変えることができます。壁紙を張る方法については「B-11壁紙の張り替え」を合わせてご覧ください。
1下地おさえを塗る
養生の方法は塗装する場合と同じです。穴やヒビ割れを補修したうえで、下地がはがれ落ちるのを防ぐための下地おさえを塗ります。ローラーバケで塗り広げて約1日乾燥してください。
2壁紙を張る
ノリつき壁紙のビニールフィルムを50cmほど剥がして、天井と床がそれぞれ3cm余るように垂らして、なでバケで空気を追い出すようにして張りつけます。キワを竹ベラでおさえてから、カッターナイフとカット定規で余分な壁紙を切り取りましょう。
ノリつき壁紙
あらかじめ裏面に生ノリがついた、施工しやすい壁紙です。
繊維壁・京壁を補修する
和室の壁面にできたキズやひび割れ、隙間などを、下地の壁と同じ種類の塗壁材で塗って補修する方法をご紹介します。模様替えするよりも、手軽に作業できます。
補修壁
綿や紙のような繊維が混ぜられた塗壁材です。
京壁
色付きでキメ細かい上質な土壁です。
1塗壁材を塗る
下地の壁と同じ色・種類の塗壁材を用意して、少しずつ水を加えながらヘラなどで練ります。水の量は製品の取扱説明書をご確認ください。
2シーラーをスプレーする
補修箇所の周囲が崩れたり落ちたりしないように、専用のシーラーを吹き付けてください。塗壁材の食いつきがよくなり、ヤニやアクなどが染みだすものも防いでくれます。
繊維壁用シーラー
塗り壁の下地を補修して、ヤニやアクを抑える効果があります。
3左官コテで塗ってならす
シーラーが乾いたら、水で練った塗壁材を左官コテを使って補修箇所に持って、平らにならしてください。完全に乾いたら、補修作業完了です。
左官コテ
塗壁材を塗りつけるための道具。コテ台とセットで使います。