トイレタンク内の故障と修理

ロータンクの故障と修理/水が出ない

□タンクに水が溜まっている場合
レバーとゴムフロートをつないでいるクサリがはずれたか、切れています。クサリが切れている場合は、ゴムフロートごと交換しましょう。

□タンクに水がない場合
ドライバー式でもハンドル式でも止水栓が閉じていないか確かめましょう。案外多いのがこのケースで、止水栓を左に回すと水は出ます。

また、浮き玉がタンクの壁にひっかかり、下がらないことがあります。支持棒ごと浮き玉を外して支持棒を軽く曲げ、浮き玉が壁に触れないように付け直しましょう。

止水栓や浮き玉に異常がない時は、水アカなどにより、ボールタップのピストンバルブの動きがスムーズにいかなくなっています。止水栓を閉めてから、ピストンバルブを取り出し、ブラシやサンドペーパー(600番くらい)で水アカを落とします。ボールタップの動く部分の水アカもよく落としておきましょう。


ロータンクの構造

水洗トイレのタンクは多くの機種がありますが、水を出したり、止めたりする原理はほとんど同じです。一般家庭でよく使われているのは、排水管がない「密結型ロータンク」と、タンクが壁に取り付けられている「すみ付きロータンク」とがあります。また手洗い器の有無がありますが、手洗いのない物が増えています。

ボールタップ=浮き玉により、ピストンバルブが上下して水を出したり、止めたりします。

止水栓:水道管から給水を止めたり、水の量を調節したりできます。タンクの修理をする時は必ず締めてから。
*閉める時に回して回数を覚えておいて、修理後に開ける時、同じ回数だけ逆に回して開けるようにしてください。

排水管:水位調整がついている物など、形が違う物もあるので、わからない場合はメーカーに問い合わせましょう。

サイフォン(オーバーフロー管)=ポールタップの故障などにより、水が止まらない時に、便器に水を流して、タンクから水があふれるのを防ぎます。

ゴムフロート(浮きゴム)=レバーで引き上げられると、タンク内の水が便器に流れ、水位が下がると閉じます。

〇水が流れる仕組みと止まる仕組み
① レバーをひねると、ゴムフロートが引き上げられ、水が便器に流れ出します。
                 
② 水位とともに浮き玉が下がり、水の供給が始まります。
           
③ ゴムフロートは、水に浮いているので、かなり水位が下がるまで閉じません。   
                 
④ ゴムフロートが閉じ、水位が上がると、浮き玉も押し上げられるので給水が止まります。


ロータンクの故障と修理/水が止まらない

□水位がサイフォン(オーバーフロー管)よりも低い時
ゴムフロートが外れている場合、ゴミが挟まっています。止水栓を閉めてから、ゴムフロートを外し、排水口に当たる面を良く洗ってから取り付けましょう。またゴムフロートをはずし、排水口に当たる面をよく洗ってから取り付けましょう。またゴムフロートに触った時、手が黒くなるような時は、ゴムが老化しているので、新しい物と交換しましょう。
ゴムフロートはメーカーや年代によって違う場合があるので、購入する際に外して持って行くと良いでしょう。

□サイフォン(オーバーフロー管)から水が溢れている時
浮き玉が外れている場合、浮き玉に水が入っていると、給水が止まりません。外れている時は支持棒をよくねじ込み、水が入っている時は、浮き玉を交換します。

浮き玉に異常がない時は、ボールタップの故障です。ピストンバルブを取り出し、パッキンの面を確認します。ゴミがかんでいる時は、よく洗って取り除き、摩耗している時は、新しいパッキンに交換しましょう。
パッキンは横から見ると台形なので、大きい方を下にして入れます。なおボールタップのネジが外れていない場合はタンクからボールタップを取り外してからパッキンを交換します。