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窓のサッシから雨漏りしてくる…。意外とサッシじゃなく外壁が原因のことも。

不動産コンサルティングマスター 金澤修一

不動産コンサルティングマスター 金澤修一

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こちらの雨漏りをみた時に、なんだ…サッシの不具合かな…。と安心する方が多いことと思います。




《原因は…》

① 窓枠のコーキング部分
シーキングとは、窓枠と外壁の間の穴埋めに使われる物です。
シーキングは消耗品でずっと雨漏りを防いでくれるわけではありません。
環境にもよりますが、紫外線などが原因でヒビ割れたり、剥がれたりします。
サッシ同士の繋ぎ目にも要注意!

② 外壁のヒビ割れ
窓枠周辺の外壁にヒビが入っていると、そこからも雨水が入り込み、雨漏りの原因となります。数ミリの穴でも時間の経過とともに雨漏りの原因になることも。

③ 窓の上部にある換気扇、配管などの外に繋がっている部分
台風などでありえない角度から、雨水が入ってくることへの対策は十分ではありません。
また、その部分のシーキングの劣化による雨水の侵入も考えられます。
通常なら室内の方が水上となるように勾配がつけられるのですが、その勾配が不足していることがあり、そのせいで室内に雨漏りしてしまうということで起こります。

④  引き違いサッシの境目
台風などの風が強い時に起こりやすいのですが、引き違いサッシは、上にレールがあり、サッシがはまっています。
その挟んでいるところに真横から強い雨がふきこむと、雨が入ってしまうことがあります。

家の中にいると、サッシからポタポタと雨漏りしているように見えますが、実は横から吹き込んでいるだけです。

     ④だと安心。 工事も楽で安価で済ますが、実は①が原因で外壁塗装が必要なことが多い様です。




雨漏りを発見した時の対処法!

『台風などで屋根が飛ばされて雨が入ってきた場合の雨漏り』は、
屋根が風により損害を受けたことが原因なので『風災』と判断され、補償の対象になります。

≪雨漏りによる被害≫
雨漏りによって受ける被害として考えられるのが、パソコンなど電化製品の故障が
挙げられます。
しかし、雨漏りは厄介なもので、直接水で濡れた損害よりも、湿気や水分によって
建物そのものにダメージを与えてしまうことの方が深刻です。
(1)壁や柱、床の腐食
(2)カビの大量発生
(3)シロアリの飛来

また実損について保険金が出なくても雨漏りの検査費用のみ、保険金対応できることもあります。

《検査方法》
① 肉眼で直接住宅を調べて原因を見つけます。調査方法の中でも最も安価なため雨漏り調査の基本となっており、複雑な雨漏りでなければほとんどの調査会社が目視で雨漏りを調査。
② 漏りをしているであろう箇所に散水して雨水の通り道を探る方法です。目視に比べると確実な方法ですが、大掛かりな作業になってしまうこと・家屋が水濡れしまうこと・目視に比べると費用がかかることが難点となっています。
③ 近年では調査用の技術も進歩しており赤外線や紫外線を利用した方法もあります。しかし費用は10~40万円と高額になるため「調査は安価に済ませたい」というお客様にはおすすめできません。