新潟戸建は寒い!だから、リフォーム・リノベ!

 前回の記事で紹介した『冬の熱の出入り 2位 外壁(19%)』。
 

外壁

 

今回は、その外壁をリフォームする際の「施工内容の注意点」を交えながら「断熱性能の向上」について説明していきます。

 外壁の断熱リフォームには、主に『構造躯体内部に充填する方法』、『構造躯体の外側で断熱する方法』、『構造躯体の内側で断熱する方法』の三つの方法があります。それぞれの方法について、順をおって少し掘り下げていきましょう。


○『構造躯体内部に充填する方法(充填断熱方法)』について……
 この方法では、まず「①外装材を更新する場合」と「②内装材を更新する場合」で分けられます。

①外装材を更新する場合……
 躯体の外側から柱と柱の間に、繊維系断熱材や発泡プラスティック系断熱材を充填する方法です。
 この場合、室内側防湿層の施工(室内から壁体へと水蒸気が侵入してしまうのを防止する工夫)が適切に行われにくい、という欠点があります。また、外壁材を直貼りする場合には内部結露の危険性が高くなるため、注意が必要になります。
 そのため、断熱材の外側に防水シートや防風シートを設置したり、胴縁材を縦に施工して通気層を設けることで室内乾燥を図ったりするなど、改善策を施します。



内装材


②内装材を更新する場合……
 室内側から構造隙間にかけて、繊維系断熱材や発泡プラスティック系断熱材を充填する方法です。
 この場合、外壁側に通気層などの放湿措置が講じられていなければ、内部結露の危険性があります。その内部結露を防止する為には、内側の防湿強化が必要になります。可能であれば、断熱材内側に防湿フィルムなどを別貼りすると一番よいでしょう。


○『構造躯体の外側で断熱する方法(外張り)』について……
 この方法では柱の外側で断熱します。夏・冬を通して壁体内が室内と近い環境になるため、室内との温度差が少なくなります。結果的に、壁体内が結露してしまう可能性も大きく抑えられます。そのため、この方法は寒冷地に良いとされています。
 ただ、断熱材の外(室外側)に外壁を設置したり塗装したりするので、外壁の安定性はそれらを行う建設会社に依存します。外壁によるトラブルを避けるため、外張りを任せる建設会社を選ぶ際には、「その会社に断熱材と外壁の固定についての経験があるどうか」を注意しておくとよいでしょう。
 経年変化については。竣工後、木材が乾燥するために、柱などの伸縮が起こる場合もあります。その伸縮差に断熱材と外装材が合致しなければ、ヒビやスキマの発生に繋がることがあります。
 以上のように建物の外側に断熱を行う方法では、施工工程と断熱材使用量も増えるため、必然的に建築価格が高くなります。ある程度の建設費用が必要になるでしょう。


○『構造躯体の内側で断熱する方法(内張り)』について……
 この方法では柱の内側で断熱します。そのため、間仕切り壁などの取り合い部分では断熱層が不連続になりやすいでしょう。また、室内が狭くなるので、施工可能な厚さに制限がかかることも多いです。そういった反面、部分リフォームには適しています。
 

 以上が、三つの方法になります。
 外壁の断熱リフォームの際には、どの方法が自分に適しているかをよく考えてみましょう。