賃貸 VS 購入
住宅費のことを考えた時、購入と賃貸のどちらがお得と断言するのは難しいところです。何故なら、賃貸の場合、その住む場所によって賃料が大きく変わってくるからです。
ただ、賃貸(賃料)と購入(住宅ローン+維持費)それぞれを毎月の支払いで計算していくと、金利の安い今、購入のほうがよりグレードの高い物件に住めるといえるかもしれません。
それとは別に、ライフプランの観点からも考えてみましょう。
購入の場合は住宅ローンで払う額が決まっていますから、それさえ完済させてしまえば、後は維持費のことを考えるだけで済むでしょう。だいたいの人は、60歳くらいの時までに住宅ローンを完済していると思います。
それに対して、賃貸の場合は60歳以降も賃貸料を払い続ける必要があります。
つまり、購入だとローン完済後は管理費や固定資産税などの少ないコストで済みますが、賃貸になると、老後の賃貸料を60歳までにストックしておかないといけないんですね。老後のために家計をやりくりし貯蓄することのできる方であれば、賃貸でも大丈夫でしょう。しかし、それが苦手だという方は、賃貸よりも購入のほうが向いているかもしれません。
そういった方とは別に、「老後は故郷へ帰る」といった目的のハッキリしている方でしたら、賃貸もしくは格安のマンション購入で手を打つというのよいと思います。