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家賃 VS 購入

不動産コンサルティングマスター 金澤修一

不動産コンサルティングマスター 金澤修一

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【支払い金額で賃貸と比較】
 

賃貸と購入を比較する際、それぞれに必要なお金の差がどれくらい発生するのかをシュミレーションした時。初期費用といった点では、購入よりも賃貸の支払額のほうがはるかに低いんです。しかし、中盤以降になると、その差が次第に縮まっていきます。そして、ローン終了の20年目からは、初期費用とは逆に賃貸の支払額のほうが増え始めてしまいます。
 この結果から、定年を迎えた後などの将来を視野に入れると、購入するほうがより安心といえると思います。何より、いくら家賃を払い続けても手元に残らない賃貸とは違い、購入はローンを完済することで自分の資産となる利点は見逃せないでしょう。


 

【広さで賃貸物件と比較】
 

賃貸と比べ、分譲マンションは一定の規模で計画的に開発されています。そのため、平均占有面積からも分かるように分譲のほうがはるかに広いんです。そういった広さを活用し、収納スペースを充実させることができます。収納スペース以外にも、ウォーキングクローゼットや、玄関に設置された靴のまま入れるシューズインクローゼットなどが備わっていることも多いです。
 それに対して、広さが限られている賃貸では、その狭さから収納スペースに悩むことさえあります。(※原文「あるいは賃料が高い」は省く。この項目では『広さ』に言及しているため、そのテーマの一貫性を持たせる必要がある上、そもそも賃料に関しては「支払い金額」の項目で述べられている)




【構造で賃貸物件と比較】
 

神戸・新潟での地震や耐震強度偽装の問題以来、現在における住宅の構造に対する考えは厳しくなっています。
 賃貸に比べて、購入の場合は先進の技術による「免震構造」「制震構造」「耐震構造」を採用している物件も多いです。また、ほとんどの物件は、国の評価に基づく厳しいチェックを受けています。ちなみに、昭和56年以降の物件は新耐震基準をもとに設計されているため、震度6程度なら問題ないようになっています。
 そのほか、ライフスタイルによって間取りを変更できる「スケルトン・インフィル工法」も普及しているので、中古物件の場合も内装工事によって間取りを変更できます。