賃貸 VS 購入



 

賃貸の初期費用は、敷金や礼金、仲介手数料などの費用(その賃貸の家賃で換算するとおおよそ3カ月~5カ月分に相当)が一般的です。ただ、最近は敷金・礼金不要の物件も増えてきています。
 一方、購入する場合の初期費用には頭金+諸費用(契約時の印紙代や登記料など、物件価格の3%~8%程度が目安)に加えて、仲介物件に対しては仲介手数料もあるため、かなりの初期費用が必要になります。購入する際は、初期費用の相談を早めにしておいたほうがよいでしょう。

 賃貸では家賃があるのに対し、購入ではローン支払いが基本です。ただし、戸建ての場合はローン支払いに加え、外壁の塗装費・維持修繕費もかかります。マンションの場合は、管理費のほかに、将来の大規模な備えとして修繕積立金を毎月負担することになります。
 さらに購入物件には、年度ごとに固定資産税の支払い義務を伴うため、その年間支払額を踏まえた上で毎月のローン支払額を考える必要があります。そういった支払いをバックアップする「住宅ローン控除」などの制度もありますので、そちらも活用するとよいでしょう。

 このように、初期費用と毎月の費用では購入するほうが多くかかります。賃貸の場合でも引越すとそのたびに初期費用がかかりますし、エリアによって多少習慣が異なるものの、だいたい2年に一度の更新手数料もあります。そのため、結果としてトータルすれば、どちらもそれほど大きく変わりません。
 一番の違いといえば、家賃の負担がずっと続く賃貸に対し、購入はローン完済によって住宅費を大きく軽減できる点でしょう。また、賃貸は状況に合わせた引越しによって住居費を増減でき、購入は将来的な負担を見通せることも特徴の一つです。