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リフォーム Q&A

不動産コンサルティングマスター 金澤修一

不動産コンサルティングマスター 金澤修一

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Q.『中古マンションを購入してリフォームしたいのですが、購入時の注意はありますか?』

A. 間取りを変更したいと思っている方は、間仕切り壁に注意しましょう。通常のマンションは、内部の間仕切り壁を解体して新たに壁を造ることができますが、なかには室内の間仕切り壁もコンクリートの耐力壁(構造上抜くことのできない壁)になっており、間取り変更が不可能な建物もあるからです。低層(35階建て)で室内の四隅に柱がなかったり、間仕切り壁の厚さが20cmくらいある場合には耐力壁の可能性が高いでしょう。


Q.『中古マンションを購入して床を無垢材のフローリングにすることが出来ますか?』

A. マンションによって異なるため、購入前に確認が必要です。ほとんどのマンションでは、管理規約で「リフォーム時に使用するフローリングの防音性能」が規定されています。L45以上、L40以上といった遮音等級が明記されています。無垢材のフローリングは防音性能が満たないので、下地組の段階で遮音等級をクリアし、その上から無垢材を敷設します。まれに管理規約でフローリングが禁止されているマンションもあるため、注意しましょう。


Q.『築35年の木造一戸建てを購入し、増築を含めてリフォームすることは出来ますか?』

A. 増築すること自体は可能です。ですが、現在の建築基準法では、増築部分に加えて既存部分が現在の構造計算基準に適合していることを求められます。35年前の建物になると、現在の構造計算基準に適合しない場合が多いため、まず耐震診断を行ってから補強工事をする必要があります。費用とのバランスを考えながら、増築をするのか、それとも増築はせずに改装だけを行って住むか、あるいは更地にして新築するか、なども併せて検討しましょう。


Q.『スケルトンリフォームって何ですか?』

A. 室内を一度スケルトン(骨組)の状態にし、天井・壁・床の下地から給排水・ガスなどの配管に至るまでを、全面的にリフォームすることを指します。部屋中の壁・天井・床、キッチンやユニットバスなどの設備機器も全て取り払い、コンクリートむき出しの"スケルトン状態"から始めます。そのため、間取りがより自由に変えられる上、断熱性の向上や老朽化した配管・配線も取り替えることができます。