気になる!! 新潟市の地盤 液状化現象
最近は新潟市でも高いビルがいくつも作られるようになりました。これらのビルの上層階から新潟市街地を見おろしたときに感じるのは,日本一の長さを誇る信濃川の川幅が意外に狭いということです。
現在の石造りの萬代橋(三代目)は長さ306.9 mですが,木造の初代および二代萬代橋は782 mもあり,2.5倍強の長さがありました。
その理由は,東洋のパナマ運河と呼ばれた大河津分水が大正11(1922)年に通水してから,信濃川下流の水量が極端に減ったことにともない,河口部の新潟市で信濃川の川幅を3分の1狭める工事が行われたためです。その結果,信濃川の川幅は,中流の長岡市よりも狭いという結果になりました(実際,長岡市の長生橋の長さは850.8 mで,萬代橋の約3倍もあります。)
信濃川の埋め立てには,主に砂丘砂が使われたようです。この埋め立て工事により,新潟市街地が広がり,今日の発展の基礎が作られたのですが,反面,地震時に激しく液状化する要因が作られたことになります。
現在の石造りの萬代橋(三代目)は長さ306.9 mですが,木造の初代および二代萬代橋は782 mもあり,2.5倍強の長さがありました。
その理由は,東洋のパナマ運河と呼ばれた大河津分水が大正11(1922)年に通水してから,信濃川下流の水量が極端に減ったことにともない,河口部の新潟市で信濃川の川幅を3分の1狭める工事が行われたためです。その結果,信濃川の川幅は,中流の長岡市よりも狭いという結果になりました(実際,長岡市の長生橋の長さは850.8 mで,萬代橋の約3倍もあります。)
信濃川の埋め立てには,主に砂丘砂が使われたようです。この埋め立て工事により,新潟市街地が広がり,今日の発展の基礎が作られたのですが,反面,地震時に激しく液状化する要因が作られたことになります。