賃貸 退去時の敷金精算 - 2016.04.19 Tue

Q. 入居13年目の賃貸アパートを退去することになりました
部屋を子供がかなり汚してしまってかなりお金を取られるのかも...と心配です。

契約書には、退去時は敷金から原状回復費を差し引かれる旨書いてあります。
長期間入居のため、敷金は戻らないものと諦めたほうがいいのでしょうか。


A. 「13年住んだから敷金が戻らない」は、逆なんです。
実は長く住めば住むほど敷金は多く戻ってきます。
設備にも「減価償却」があるからなんです。
貸主が大手会社であれば、その辺の考えもしっかり根付いていると思われます。
借主の故意過失や通常の使用に反する使用方法で「壊しちゃった」ところは、原状回復が必要となります。




東京都では敷金精算に関して「賃貸住宅紛争防止条例」を定めており、借主を保護する制度がございます。
地方都市、大手以外の不動産業者ではきちんとした取り決めがないまま敷金精算を行っておりますので借りる際の不動産選びは充分な注意が必要です。



Q. 契約書には「借主は、明渡しの際に原状回復しなければならない」と書かれています。
貸主は、原状回復は入居当時の状態に戻すことだと言っていますが、本当ですか?
貸主が言うとおりの費用を負担しなければいけないのでしょうか?


A. 原状回復とは、入居当時の状態にまで回復することをいうのではなく
借主の故意・過失や通常の使用方法に反する使用など借主の責任によって生じた損耗やキズなどを復旧することをいいます。
この相談事例では、貸主の主張どおりに入居当時の状態にまで回復する義務はないといえます。




Q. 2年間借りていたアパートを退去し、立会いのときに、畳1 枚に焼け焦げがあると言われました。
確かに私の不注意なので、畳1 枚分は仕方ないと思いますが、1 枚替えると色が違ってしまうため部屋全部の畳を張り替えると言われました。その費用の全額が私の負担になってしまうのでしょうか?


A. 借主の負担は、故意・過失や通常の使用方法に反する使用など、借主の責任によって生じた損耗や
キズなどを復旧する補修工事に必要な施工の最小単位に限定されます。さらに、その最小単位のうち、貸主負担となる通常損耗・経年変化分を除いた部分が、借主の負担する費用になります。
ただし、畳やふすま、障子紙などは消耗品的性格が強く、経過年数を考慮することにはなじまないものと考えられます。
この相談事例の場合は、借主の過失による焼け焦げがある畳1枚分のみを借主負担とすることが妥当と考えられます。

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プロフィール

「住まいのワンストップサービス」 金澤修一

Author:「住まいのワンストップサービス」 金澤修一
ブログをご覧頂き誠に有難うございます。


大学卒業後、UR都市再生機構公団仲介 東日本住宅(株)入社、2007年7月 月間最優秀賞、課長就任。

2008年7月 地元の長岡市に戻り、実家の㈲ブライトサクセスにて建物解体業 営業経理兼作業員後、

2009年1月 ピタットハウス入社、中古マンション売買部署立ち上げ、新潟中央店店長、全国全店舗ピタットハウス社員中 2011年度 第2四半期 売買部門 銅賞

中古戸建仲介開始、買取リノベーション既存住宅かし保険付再販事業開始、不動産ネットオークション開始。

全国全店舗ピタットハウス社員中 2013年9月 成約件数全国2位。

全国全店舗ピタットハウス社員中 2013年度 第2四半期 東日本売買部門 銅賞。

2016年5月 ピタットハウス 不動産売買センター 始動。

★★資格★★

コンサル系資格=
 不動産コンサルティングマスター、宅建、ファイナンシャルプランナー、日商簿記、ビジネス法務実務検定、空き家相談士、古材鑑定士

工事系資格  =
 解体工事施工技士、石綿作業主任者、増改築相談員、2級建築施工管理技士、そして大型免許

 金澤 修一

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